Q.どんな土地でも工場や倉庫は建てられますか?
土地の用途地域によって建てられない場合もあります。なので、新築で倉庫建設を検討している場合には、まずその土地の用途地域を調べることが必要になります。また、用途地域の調べ方は、自治体の役所に足を運び、都市計画図を閲覧することで確認できます。最近では、「〇〇市(建設を予定している市町村)用途地域」などのキーワードで、インターネット検索をすれば、用途地域を色分けした地図情報がヒットすることもありますので、まずはネット検索してみるのも良いかもしれません。
Q.システム建築(yess建築)とはどのような建物ですか?
建築物を構成する部材や納まりを徹底的に標準化することで、作業効率の向上を図り、建築生産プロセスをシステム化した工業化製品です。始まりは、第二次大戦中にアメリカ軍が採用した「かまぼこ型兵舎」です。当時の兵舎は大量生産ができ、組立・解体が容易であるということが求められたため、複数の部材の標準化が進められ、これが「システム建築」として成長してきました。
システムとは、複数の構成要素を組織・体系化することによって目的のために規則的に結合させた集合体と考えることができます。
現代ではシステム建築の”システム”はコンピュータ化と広義の意味で置き換えてもよいとおもわれます。
Q.システム建築の構法が合わない場合はどうなりますか?
在来の建築となります。
お客様のご要望を第一に、どちらが低価格で建築可能かをしっかりご提案させて頂きます。
ぜひ一度ご相談下さい。
Q.まだ計画段階で、敷地形状と建物の大きさぐらいしか分かりませんが、見積りは可能ですか?
建設地の住所と建物形状をご説明いただければお見積り可能です。むしろお客様のご要望をお話し頂ければ、より低価格でご提案ができる可能性が高いです。ぜひ、お見積り、ご相談は早い段階でご依頼していただければと思います。
また、建築の検討段階でも費用の目安となるお見積り・設計のご提案も可能ですので、お気軽にご相談下さい。
Q.倉庫建築の費用はどのくらいになりますか?
建物の規模や用途・仕様により異なります。詳しくお知りになりたい場合は、お問い合わせフォームより個別にお問い合わせください。
Q.建設費用の具体的な支払いスケジュールはどうなりますか?
通常であれば、着工前・工事途中・完工と、3回に分けてお支払頂いております。
ただ、お客様に合わせたご提案をさせて頂きますので、まずは一度ご相談下さい。
Q.倉庫建築・工場建設の工期はどれくらいですか?
大体 200坪で 5.5ヶ月です。
ただ、建物の大きさや用途によって大きく変わってくるので一度ご相談いただければと思います。
Q.倉庫建築・工場建築の施工エリアはどこですか?
石川県内において、北はかほく市から南は加賀市までをエリアとしております。
詳しくはページ上部の「会社概要」ページの施工エリアをご覧ください。
Q.工場や倉庫を建設する場合、施工までの流れはどのようになりますか?
まずは、お客様のご要望をヒヤリングさせていただき、工場・倉庫の建築プランを作成させていただきます。その後、ご提示いただいたプランを元に設計をし、ご契約後に施工をさせていただきます。
Q.設計事務所に相談しなくても建てられますか?
工場建設や倉庫建築の十分なノウハウが培われておりますので、問題ありません。計画段階では、施主様のご要望をしっかりお聞きします。しかも、システム建築メーカーのホストコンピューターと直結したシステムを使って、設計や見積計算を行っています。当社にお任せいただければ、設計費用の大幅な節約が期待できます。
Q.工場・倉庫を建てる土地がなくて困っているのですが、サポートいただけますでしょうか?
はい、サポート可能です。お客様のご要望の地域、条件、土地の広さをお聞きし探させて頂きます。ウルトラ倉庫では、土地探しから設計施工までトータルでサポートさせていただきます。
Q.工場・倉庫を建築する際に補助金はありますか?
あります。(2021年10月時点)
1.事業再構築補助金
2.先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金「先進設備・システム」
など、倉庫・工場建築の際の設備投資に対して補助金が出る可能性があります。
ウルトラ倉庫では、お客様の建築仕様によってどのような補助金が適用できるか、しっかりフォローさせて頂きます。
詳しくはお問合せから、補助金を使った倉庫・工場建築についてご相談下さい。
Q.アフターサービスはどのようになっていますか?
当社では、施工後のアフターメンテナンスなど承っておりますので安心してご相談下さい。
例として、雨漏り及び破損が発生し補修が必要な状況となり、その発生原因が製造者の設計及び施工に起因した場合においては10年間の保証期間内であれば無償で補修を行います。但し、天災等の場合や故意または過失などによる雨漏り損傷は対象外となりますのでご注意下さい。(2021 年 1 月現在)
Q.建物の保証期間はどのくらいですか?
メーカー保証として、「鉄骨の構造耐力保証」「屋根の構造・雨漏り・穴あき保証」「外壁の構造・雨漏り・穴あき保証」の3つの保証があり、それぞれ 10 年間の保証期間を設けています。
Q.建築確認申請とはなんですか?
建物を建てる前に地盤や建築物が建築基準法に適合しているかどうかを確認することです。建ぺい率や容積率、防火構造や耐震構造など、確認事項は複数あります。これらの確認事項が建築基準法に適合していなければ、建物を建てることはできません。
Q.HACCPとは何ですか?
HACCPとは、アメリカで始まった食品製造の安全性確保の管理手法です。食品に関わる全ての事業者が、HACCPの対象となります。
HACCP=Hazard Analysis Critical Control Point
HA=危険要因の分析・CCP=重要管理点
食品製造工程において、「加熱」「包装」の部分がCCP=重要管理点にあたります。
※2021年6月から食品を扱う全事業者に対してHACCPによる衛生管理が義務化となっておりますので、自社の工場が対応していないということであれば、HACCO対応の工場建設を一度お考え下さい。
Q.システム建築(yess建築)はスレートの屋根や外壁に対応できますか?
残念ながら屋根・外壁材にスレートを使用することはできません。 yess建築は、鉄骨と屋根・外壁材とそれらを支える母屋材(屋根を支える部材)、建具類などが全て標準化されており、その設計と納まりがあらかじめ設定されてます。そのため、スレートのような外装材を屋根・外壁に使用する場合にはyess建築の部品類を使用することができません。すなわち、yess建築ではない建物となってしまい、yess建築の目指す 低価格・高品質・短納期を実現することができなくなってしまいます。
Q.システム建築(yess建築)は増改築に対応できますか?
yess建築で施工された建物であれば問題なく対応可能です。また、yess建築で施工されていない建物でも、増築前の(既設)建物と増築部とを完全に分離した構造とし、外壁や屋根のみを接続させることにより増改築が可能となります。詳しくは当社の営業担当までご連絡ください。
Q.システム建築(yess建築)は2階建ての建物は建てられますか?
2階建ての建物も充分可能です。ご提供できる建物は部分2階と総2階の2種類になります。
部分2階の場合は、平屋のyess建築を建てその中に架台を設け2階にする方式です。総2階の場合は、2階床の荷重により2タイプの構造形式を用意しています。2階床荷重が400㎏/㎡以下の用途が事務所などの場合には、軒高の高い平屋のyess建築に2階床を設置するタイプ(通し柱タイプ)とします。また、それ以上の荷重になる場合には、yess建築の低価格・高品質・短工期の特性を活かすため、1階に在来の鉄骨を用いて2階部分に平屋のyess建築を乗せる形式(上乗せタイプ)の建物になります。もちろん屋根・外壁はyess建築の標準品を使用し、母屋(屋根を支える部材)、胴縁(外壁を支える部材)にもyess建築の標準品であるC型又はZ型鋼を使用します。
2階建ての建物時の床荷重と階高については、2階床荷重は1,000㎏/㎡が標準で、軒高は1階と2階の合計12mが標準となっています。これ以外の場合でもご相談に応じます。
Q.システム建築(yess建築)はクレーン付や冷蔵庫などの建物は建てられますか?
もちろんyess建築はクレーン付や冷蔵倉庫などの建物にも対応できます。
クレーンつきの場合は、吊り荷重10tまでを標準(最大30t)としていますが、これを超える場合でも充分対応できますので、当社の営業担当までご一報ください。
また、yess建築では標準クレーン(1.0t、2.0t、2.8t、4.8t)付タイプをご用意していますので、建築物と一緒に低価格でご提供できます。さらに、冷蔵倉庫や冷凍倉庫を包み込む建物もご提供できます。この場合、yess建築では内柱が標準ですが、外柱にすることもできますので、当社の営業担当にご相談ください。
Q. システム建築(yess建築)は店舗や事務所、スポーツ施設などの建物は建てられますか?
yess建築は、プレハブ建築ではないので大半の低層非住宅建築物に対応できます。また、複雑な形や特殊な意匠、標準外の外壁を使用する建物にも対応できます。しかし、それらはコンピューターで処理できない部分も多く、yess建築の目指す短工期・低価格・高品質にそぐわない場合があります。その様な場合には、当社の営業担当までご一報くだされば迅速に皆様のご相談に応じます。
Q.yess建築はどのような考え方で成り立っていますか?
システム建築とは、非住宅の工場・倉庫・店舗・スポーツ施設などの建築物の部材を標準化し、形状をモジュール(規格化された部材によるひとかたまりの構成要素)化して建築物の工業化を目指した、新しい建築生産方式でつくられた建築物を指します。これにより大幅な鉄骨重量の削減と工場生産における加工時間の低減がされています。また、部材の殆どが工場生産品のため品質が安定し、現場工期が大幅に短縮されるという特長を持っています。
Q.ウルトラ倉庫のシステム建築は意匠性に優れていますか?
2階建て、ファサード・パラペット付建物や下屋付き建物などにも対応しています。ウルトラ倉庫システム建築は、皆様の要望にフレキシブルにお応えできるオーダーメイド感覚のシステム建築です。標準仕様は金属外壁材ですが、ALC 等の外壁材にも対応しています。
Q.システム建築とプレハブ建築は、どこが違うのですか?
システム建築は、個別の建物毎に一定の約束事に従って設計と製作を進めていく本格的な建築物です。一方、プレハブ建築は、あらかじめ設計・製作が完了している部材を組み合わせた建築物です。システム建築は、コンピューターの飛躍的な処理能力の向上と共に、高度な構造設計が可能となり、プレハブ建築にはないクレーンの設置など設計の自由度を拡大して来ました。また製造技術においてもコンピュータによる生産データの処理能力の向上と、製造・管理までの一元化を進めたことにより、極めて高精度な部材および建築物の製作を可能にしています。システム建築は、経済性、高強度、短納期を実現させたことで、プレハブ建築はもとより在来工法も越える建築物と言えます。
Q.普通の建物よりも早く建てられるというのは本当ですか?
在来の鉄骨造の場合、設計が完了してから材料手配を行い、入材後に部材の製作を開始します。ウルトラ倉庫システム建築の場合は全ての部材が標準化されているため、使用する材料をある一定の種類に抑えることができます。そのため、全ての材料を予めストックすることが可能となり、材料手配から入荷するまでの時間のロスがありません。また、鉄骨から屋根・外壁材までを一貫生産する工場を有することで極めて効率的な生産体制が取られることから、短工期での生産を可能としています。
さらに、現場施工においても在来工法であれば様々な、細部にわたる打合せを行いますが、ウルトラ倉庫の場合、標準化が進んでいることから現場での打合せが不要となり、現場の時間を大幅に短縮することができます。このようなことから、全体として工事期間を短縮することができるのです。
Q.大変軽い建物というのは本当ですか?
本当です。ウルトラ倉庫システム建築は在来鉄骨工法と比べ、雪荷重が短期の一般地域では建物に占める鉄骨の重さが 60%程度と非常に軽量にできます。高張力鋼材を使用していることも軽量化の理由の一つですが、その他にも随所に軽くするための工夫をしています。
一つ目に、在来鉄骨工法は柱や梁材に製鉄所で製造されたH形やI形の均一な断面にロール成型された鋼材を用いています。柱や粱に用いる場合、大きな力を受ける部分に対して耐えうるようなH形やI形の部材を選びますが、力のあまり掛かっていない部分にも同じ断面の部材が使われることになってしまいます。人間で言えば贅肉が沢山ついていることと同じです。ウルトラ倉庫システム建築では、この贅肉となる無駄を徹底的に省くため、かかる力に即した断面となるように断面変化をさせた部材(テーパーフレーム)を採用しています。このテーパーフレームの採用が軽量化を図れる大きな理由の一つです。
二つ目に、母屋材(屋根を支える部材)と胴縁材(外壁を支える部材)に板厚 1.6mm~3.2mmと薄く背の高い(216mm)部材を使用し、母屋材はZ形の形状のものを用いることで連続した梁として使用できることがその次の理由です。
三つ目に、桁行(建物の長て)方向に働く地震や風の力をブレース(筋かい)で処理していることです。
四つ目に、鉄骨の継ぎ手にエンドプレートタイプの接合方式を採用し、部材数を減らしていることです。
五つ目に、外装材で鉄骨の変形を抑える等、ウルトラ倉庫システム建築独自の計算方法により様々な軽量化に対する工夫がされています。
ウルトラ倉庫システム建築はこれらの工夫により在来鉄骨工法では不可能な軽量建物を実現しています。
また、「建物を軽くすること=地震に強い」ことを意味します。
Q.低コストなのに断熱性が優れているのはなぜですか?
建物に侵入してくる熱の 70%が屋根から入ります。この部分に非常に安価で断熱効果の高いYマットを使用することで低コストでも断熱性能の高い建物を造ることができます。Yマットは鋼板だけの屋根と比べるとその断熱性能(*1)は 10.6 倍にも上がります。一方で在来鉄骨工法では、一般的に折板屋根が用いられます。この折板屋根下に断熱材を入れる場合、構造的に母屋の間隔が広いためにYマットのようなマット状の断熱材を敷き込むことが困難です。また、折板屋根は山高も大きいので、屋根材とマットの密着ができず、効果的な断熱性能を得ることは難しいと言えます。
*1:熱還流率による性能評価。熱還流率とは断熱材の内側と外側との温度差による評価単位です。
Q.鉄を主体に作られているようですが、断熱性はありますか?
木やコンクリートと比べると鉄はよく熱を伝える材料であるため、そのまま使用した場合、建物内部は他の材料で造られた建物より断熱性能は劣ってしまいます。建物に侵入する熱の 70%は屋根から入るため、屋根部に対して様々な工夫をすると飛躍的に断熱性能を向上させることができます。
ウルトラ倉庫システム建築では、まず降り注いでくる太陽熱を銀色のガルバリウム鋼板(亜鉛とアルミニウムの合金めっき鋼板)で反射させます。次に屋根鋼板を通過した熱は、その下に敷き込んだYマット(厚さ 50mmまたは 100mm のガラス繊維マット)で防ぎます。Yマットを敷き込むことで断熱性能は 10.6倍にまで上がります。さらに建物の断熱性能を上げる場合には外壁の裏にYマットを敷き込む工法や、サンドイッチパネル(フラットヴァンド等)の外壁を使用するとより効果的です。
Q.鋼板の屋根なので温度で伸びたり縮んだりして大丈夫ですか?
一般的に屋根材が鋼板であれば温度変化で伸びたり縮んだりします。伸縮時の力は屋根材を通し、母屋(屋根を支える部材)に止めているファスナー(留め[締め]金具)材との間に伝わり、孔の拡大、亀裂、あるいはファスナーの断裂を引き起こし、雨漏りの原因になることはあり得ます。
そのためウルトラ倉庫システム建築では、以下により伸縮の影響を低減しています。
(1)屋根材と母屋の間に吊り子を設け、温度で屋根材が伸縮した場合にスライドできる方式のPX ルーフ、PW ルーフ 65、あるいはSS ルーフ、SS ダブルルーフを使用します。
(2)伸縮量の影響が小さいスペースMAX・ラピッドハウスや下屋・庇部においては屋根材を直接、母屋にファスナー(留め[締め]金具)で止める方式のPリブルーフを使用しています。
Q.建ぺい率とはなんですか?
建築面積の敷地面積に対する割合を%で表したもので、この土地にどれくらいの規模の建物を建てることができるのかわかる指標です。建ぺい率は、通風や採光の確保、防火上の観点から用途地域に応じて定められ、敷地に一定割合以上の空地(くうち)が確保されるようにしたものです。
工場建設・倉庫建築のために土地から探している方は、建ぺい率についても把握し、探すことをお勧めします。
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